
秋雨前線が来て、あっという間に涼しくなりましたな。
秋の虫たちが一斉に鳴き始めています。
夏の終わりの夕刻は、なんとも寂しい感じです。
子どもの頃の「夏休みが終わってしまう。」あの感じを思い出すからでしょうか。
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- 2015/08/31(月) 18:24:56|
- 山陰本線
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沖縄に展開するアメリカ軍に向かい、知覧を飛び立った特攻隊員は、
まず開聞岳を目指し飛行したと言われています。
開聞岳は鹿児島の南端に位置します。
つまり特攻隊員が見る本土最後の景色が開聞岳だったのです。
きっと家族や故郷への別れを開聞岳に告げていたのではないでしょうか。
- 2015/08/01(土) 23:26:58|
- 雑魚寝
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「永遠の0」が放送されましたな。
地上波でこの映画が放送されると、若干でも世論に影響するのではと思います。
右の人も左の人もこの作品について色んな事を言っていますが、
私は、バランスに配慮した真ん中な作品だなと感じています。
右からも左からも意見が出るというのは、真ん中であることの証であるとも言えます。
私は初めてこの映画を観たときに知覧を訪れました。
永遠の0は海軍の映画ですが、知覧は陸軍の特攻基地です。

知覧の道路には灯篭がはるか向こうまで建てられています。
町に入り、灯篭を目にした瞬間、この町が特別な場所であることを実感します。
この灯篭は、知覧基地からの指令で飛び立った1036名の御霊をまつるために建てられたものだそうです。

知覧には特攻隊員の遺書が保存されています。
涙が止まりませんでした。
自分が戦わなければ、家族が殺され、故郷が焼野原になる状況。
もっと早く降伏すれば、ここまで追い込まれなかったと今は考えるでしょうが、
日本の譲歩をことごとく蹴ったアメリカが相手です。
降伏しても生き地獄と考えるのは理解できます。
戦後の日本人は、昭和の戦争について真実を教育されていません。
マスコミの報道だけでは、何がほんとで何が嘘かも分からないのが現状です。
せめて自分の子供だけにでも史実を教えたいと思い、自身で勉強しているところですが…
その中で、強く思っていることがあります。
日本では、先の大戦はとにかく日本人が悪かったということになっています。
私もそのように教えられました。
昭和の戦争で戦っていたのは、私の祖父母の世代です。
祖父母の世代は、つまり、ずっと悪者扱いをされてきたわけですが、
多くは他界してしまった私の知りうる限りの祖父母世代の方々を思い出したかぎり、
あの優しい、今よりも純粋な日本人たるあの世代が戦争に踏み切るには、相当な理由があったのだということ。
日本に一方的な責任があるのならば、他国と同盟や不可侵条約なんて締結できるわけがない。
史実が無茶苦茶にされてしまっている今、まず自分の祖父母たちを信じることからはじめるべきではないでしょうか。
それにしても敗戦というのは、とてつもなく長い年月尾を引くものですな。
70年経った今、世界屈指の経済力を身に着けても、根の部分の傷は全く癒えていません。
- 2015/08/01(土) 00:37:18|
- 雑魚寝
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